
睡眠も十分なくらい取れ体調的には万全(^^♪
朝5時に起きて、朝食、珈琲タイム、テントの片付けをして出発前に燧小屋に札の返却。
そこで小屋のおじさんに天気を確認したら、曇りでお昼前からポツポツと雨が降ってくるかもとの事。まあお昼頃には下山予定なので特に心配する事もなく・・・
【ルートMAP】
見晴キャンプ場⇒尾瀬沼山荘まで(*スマホ充電切れたため)
【標高MAP】
<< 2日目の予定コース>>
6:32 見晴テント場 ---> 6:42 見晴新道 ---> 9:13 柴安嵓(2,356m) ---> 9:34 俎嵓(2,346m) ---> 9:58 長英新道分岐 ---> 12:04 浅湖湿原 ---> 10:16 尾瀬沼山荘 ---> 三平峠 ---> 一之瀬休憩所 ---> 14:40 大清水登山口
見晴のテント場を6時半に出発!すぐに見晴新道への分岐点がありここから登山開始となります。
最初は緩やかな道で、これはいけるんじゃないと思っていましたが、やがて傾斜がきつくなり、岩がごろごろ、まるで枯れ沢のようなところをハァハァ言いながら登っていきます。しかも17kgのザックを背負っているのでいつもの倍疲れるような・・・・また森の中の道なので全く展望もなく、また天気も曇りなので気分もダウン(*_*)
やっと半分くらいのところで、「ポツ、ポツ・・・・」
ん、ん、ん?? えっ、雨?? これでテンションがさらにダウン
まあ、すぐやむだろうと思っていましたが、雨が少しづつ強く。
この先、さらに傾斜がきつくなり、さらに岩ばかりなので雨は危険だろうと安全のために引き返そうかとも考えましたが、既に半分も来ており、まあしばらくもすれば雨も弱まるだろうと強行登山。これが初心者登山者の過ちだった・・・
とりあえず、レインコートを着て登りはじめたのですが、一向に雨が弱まる気配がなく、逆にさらに雨が強く降ってきて、さらに悪い事には風も吹き始めていました。標高も高いのでこれまた寒い寒い。17kgのザックを背負って、雨で滑る岩を慎重に登っている時にふと遭難したらどうしよう。などと不吉な事が頭をよぎり、かなーーーり心細くなっていました。
頂上までまだ1時間以上あるし・・・(T_T)
ここからが本当に急登&大雨&強風で何度も泣きそうになりましたが、もう少しで柴安嵓(2,356m)。
そんな矢先に、近くで「ピカッ・・・・ ゴロゴロ」
いやいや、これは冗談抜きでヤバいでしょう(T_T)
去年尾瀬で雷に打たれて死亡する事故のニュースを聞いた事が・・・
(*話は変わりますが、携帯用の雷警報機があるようです。上記のリンク先参照)
既に頂上に近いところにいるので周りには高い木などなく、自分が避雷針の役目をしてしまうのではないかとドキドキ。すぐに低い体制を取り、とりあえずその場で待機。
しばらくして雷がしなくなると少しずつ歩く。まるでだるまさんが転んだ状態。そんな状態でやっと柴安嵓(2,356m)に登頂。一般に3時間のコース目安となっていますが、必死だったので約2時間半で登りました(^^)v
やったー\(^o^)/なんて喜ぶ余裕はなく、また大雨&強風時々雷のため展望もなく、写真も撮る事も出来ず(T_T)
次向かうところは、俎板嵓(2,346m)。ここも急登ですが、これを登りきったらあとは下りだと思うと不思議と神的なパワーがわいて、無事登頂。ここでも滞在時間はわずか
下山は距離が一番長いのですが、なだらかな道である長英新道を選択。
確かに見晴新道と比べると楽ちんコース。でも雨が降った場合は別。
一気に水が流れて沢状態・・・しかも滑る滑る。1回見事に転んでしまってレインコートや手がドロドロ~(T_T) ぬかるみに足を取られながらも2時間ちょっとで尾瀬沼のほとりの到着。いやいやほんと無事で良かった~とひと安心!(^^)!
でも、ひと安心したのもつかの間・・・
朝ごはんはアルファー米と味噌汁だけだったので、しかも雨なので途中何も食べられなく、4時間近く休憩もあまり取らないで必死に歩いていたのでお腹ペコペコ。あまりにもお腹が空き過ぎていたせいか、手足の痺れが発生。これが結構辛く、すぐさま休憩所で温かい山菜そばと甘い物を食べてなんとか回復。その後も何度か手足の痺れが発生したものの無事、大清水登山口に到着。ふっ(^_^;)
今回の行動はすごく反省するところが多々ありましたが、これで山の怖さを身を持って経験出来たので良かったのかな??ネットで「山 遭難事故」で検索してみると次から次へと遭難事故についての記事があり、いや毎日どこかの山で起きているような感じです。ほんと気をつけないといけませんね。
教訓: 山をなめるな!
★ 総走行距離: 約19km ★
☆ 総走行時間: 約8時間 ☆
かろうじて撮った山頂付近での写真。
ビニールカバーに入れての撮影だったのでピンボケしてます

さとみ (月曜日, 26 8月 2013 19:30)
いやぁ~大変な登山でしたね。でも読んでいてハラハラドキドキ引きこまれて、悪いけどおもしろい小説のような←笑っちゃいけませんね。。。
本当に命があってよかった!山なめちゃったのね。
写真が残念!またリベンジですかね。
お風呂のおじさんはどうなったんだろう。無事下山でしょうか?
自家焙煎珈琲 月と六ペンス (月曜日, 26 8月 2013 23:13)
>さとみさん
コメントありがとうございますm(__)m
今だから笑い話になるんですが、ほんとその時は泣きそうでした(T_T)
次は謙虚な気持ちで山に接していきたいと思います。
お風呂のおじさんたちは、山には登らずゆっくり尾瀬を探索すると言っていたので大丈夫だと思います。また登りでお会いしたおじさん達は雨が降ってきたら引き返すと言っていたのでこれまた大丈夫だと思います(^_^;)
とぼおじさん (火曜日, 27 8月 2013 19:57)
いやはや大変な登山でしたね。御無事で何よりでした。
実は僕も北海道の羊蹄山で同じような経験をしました。山頂付近でピカッ!ゴロゴロ!その後はどうやって下りたのかあまり覚えてないくらいに駆け下りてきました。
夏山はなんといっても雷が怖いですね。お互いに気をつけましょうね!
でも一日目の風景はスバラシイ!写真も素敵ですね。このコース、歩いてみたいなと思いました。
自家焙煎珈琲 月と六ペンス (火曜日, 27 8月 2013 20:51)
>とぼおじさん
正直なところ、半分泣いてました(^_^;)
雷に打たれて新聞なんかに載ってしまったら大変ですからね。
以後、いろいろな面で気をつけたいと思います。
でも人間って窮地になると神的力が働くんですね。不思議な生き物です
写真素敵だなんて、ありがとうございますm(__)m
トップページのあの2枚の写真はすごくお気に入りです。
尾瀬ってどこ写真撮っても絵になるんですよね。
是非、今度ゆっくりと尾瀬を堪能してください。
kazz (月曜日, 07 10月 2013 12:45)
はじめてコメ入れさせていただきます。
自分も尾瀬大好きで、よく行きますが10/12,13,14で会津駒、燧ケ岳、至仏山登ってこようと思ってます。会津駒は初登。見晴で小屋泊、山の鼻テン泊。燧ケ岳は見晴新道からの登りは初めてで、大変参考になりました。
尾瀬はイイですね!!!。自分は尾瀬に行くと必ずどこかで「尾瀬サイコー!」って叫んでます。
自家焙煎珈琲 月と六ペンス (火曜日, 08 10月 2013 20:52)
>Kazzさん
コメントありがとうございますm(__)m
Kazzさんも尾瀬好きなんですね~あそこはなんか他にはない魅力がありますよね。実は自分も10/10に紅葉を見に尾瀬に行く予定です。ついでに至仏山も登ってこようと思っています。ちょうど12日からの3連休は尾瀬混みそうですね(^_^;) そう言えば先日来た台風の影響で見晴新道はだいぶ荒れてしまっていて通常タイムの5割増しという話です。
どこかで「尾瀬サイコー!」と叫んでいる人を見たらKazzさんと思って声かけますね。では尾瀬楽しんできてください\(^o^)/