雨の北八ヶ岳を歩く(1日目)

苔が生い茂る山中。まるで白谷雲水峡のようでした
苔が生い茂る山中。まるで白谷雲水峡のようでした

■ 日程:6/12(木)~6/13(金)

■ メンバー:ソロ

■ 天候:雨&風

■ 利用交通機関:車

■ 駐車場:竜源橋P(5台前後駐車可/無料)

■ 撮影機器:iPhone5

 

【1日目】 下地図の青コース

■ 竜源橋P ---> 将軍平分岐 ---> 亀甲池分岐 ---> 亀甲池 ---> 双子池ヒュッテ(テン泊)

 

【2日目】 下地図の緑コース

■ 双子池ヒュッテ ---> 天狗の路地 ---> 大岳分岐 ---> 北横岳山頂(北峰) ---> 北横岳山頂(南峰) ---> 亀甲池 ---> 将軍平分岐 ---> 蓼科山荘(お昼) ---> 蓼科山山頂 ---> 蓼科山登山口


【コースタイム】

*今回はバッテリー消耗を防ぐためGPSログの記録はしていません。そのためスタートとゴールのタイムのみになります。

 

【1日目】

8:50 竜源橋P ---> 11:10 双子池ヒュッテ (総走行時間:2;20)

 

【危険個所】 6/12時点

亀甲池から双子池までのルートに一部残雪あり。気をつけて歩けばアイゼンは必要ないと思います。


週末の土日曜日(6/14~15)に親友のM君のところへ子供の出産祝いとコーヒーを届けに行く予定だったので、その前に折角なので友人宅近くの山へ遊びに行ってきました(^^♪

 

雪がある山はDANGERなので、雪がない山を探していると北八ヶ岳がヒット!

この雨の時期の北八ヶ岳は苔が生い茂り幻想的でとても素敵だという情報があり、これはもう行くしかないです。 しかも晴れの日ではなく、ちょっと雨が降る日が狙い目。まあ梅雨時期に入ったから高い確率で雨大丈夫でしょう^m^

 

そして当日、案の定、雨!

しかも土砂降りではなく、小雨程度。

晴れれば1日目に、蓼科山(百名山)登ってから双子池でテント。2日目は北横岳登って下山する予定でしたが、雨&風も少しあったため蓼科山へは安全を見込んで中止して、直接双子池ヒュッテへ向かいう事にしました。 

今日は雨が降っていたこともあって、スズラン峠駐車場には2,3台の車のみ。竜源橋には0台で自分だけ。早速レインコート来て出発~ そうそう今回のザック重量は約15kg(T_T) これが後々大変な事になるきっかけになるとは・・・ 

森の中を歩き始めると、早速苔が生い茂る神秘的な森が出現。実は山登りを始めるきっかけになったのが屋久島の白谷雲水峡のトレッキング。もののけ姫の舞台にもなった所で苔が生い茂る森で有名。ここ北八もなんとなく似ている所があり一気にテンションMAXに。

誰もいない雨がしとしと降るこんな森を歩くのはほんと気持ちが良いですね。途中で熊が木を引っ掻いたような跡があって、これヤバい?? すぐさま熊鈴引っ張り出して装着しました。約2時間ちょっとで双子池ヒュッテに到着。

 

到着したとたん、あれれ??雨&風が強くなってきた??

天気予報では午後に晴れ間がのぞくと言う事だったのでとりあえずヒュッテのベンチに座って待機する事に。その間ヒュッテのおじさんと少しお話をして雨がひどかったら素泊まりで泊まる事出来るから無理しないでね。と優しい言葉をかけて頂きました。しかしそんな優しい言葉をかけてもらったのもつかの間、天気予報通りに雨が止んだので速攻テント泊の受付をしてテント張り開始しました(双子池ヒュッテからテント設営場まで結構離れています)。夜にはまた雨が降るという予報だったので、雨風が少しでも遮る事が出来そうな高い木々が生い茂る木の下でテントを貼る事にしました。今の時刻13時・・・ ちょっと早く着きすぎたな(^_^;)

 

まずは腹ごしらえ&珈琲タイム!

温かいマーボーらーめんと先ほど雄池から汲んできた水で【6月限定】のBrazil WINNING BLEND(^^♪ なんで山で飲むコーヒーってこんなに美味しいんでしょうか?ここには雄池と雌池の2つの池があって、雄池の水だけが綺麗でそのままガブガブ飲めちゃいます(水質検査済みだそうです)。またこの池には伝説の恋物語があったなんて・・・詳しくは双子池HP内のこちらをどうぞ

 

特にやる事もないので池周りをブラブラして、本読んだりコーヒー飲んだり写真撮ったりとのんびり。平日で天気も悪いのでテント泊は、残念ですが自分独り・・・

そんな中、夕飯は暗くなる前にご飯を炊いて牛肉を焼いて独り焼肉。やっぱり焼き肉は大勢で食べるのが美味しいですね。食べ終わり片付けをしていると、ポツ、ポツ・・・

雨が降ってきたのですぐさまテントに避難。しかししばらくすると今度は、ポタッ、ポタッ・・・

雨漏れです。去年防水加工したばかりでしたが、残念ながら縫い目から少しずつ侵入しているようでした。シュラフとか濡れないように常にタオルで天井をふきふきしなければならず結構忙しかったです。さらに悪い事には、ピカッ、ゴロゴロ・・・ここ双子池は標高2000mにあるので、このピカッ、ゴロゴロがかなり近いんです。そう言えば、雨風をしのぐために高い木の下にテント張ったよね??・・・この木に雷落ちたら確実に死あるのみ(T_T) 神に祈りながら音楽で気を紛らわして耐えていると徐々に雨がやんで、ちょっとひと安心。外はもう真っ暗で雨は止んだのですが風がちょっと強い。ひと安心もつかの間、今度は、外でガサガサ・・・木々が風で揺れているのですが、来る時にあの熊で引っ掻いた木を見てしまったので、えっ、熊??と独りテンパリモード。取り急ぎ熊鈴をテント内にぶら下げて定期的に、チリン、チリンと鳴らしながら本を読んでました。でもこんな状態じゃ全く本の内容が頭に入ってきませんよね(^_^;) 

 

夜12時ごろにはだいぶ静かになり、緊張も解けたのか深い眠りに・・・・

1日目の山行はこれで終了~ 2日目はもっとキツイ事になるとは