雨の北八ヶ岳を歩く(2日目)

蓼科山山頂(ガスガス)
蓼科山山頂(ガスガス)
北横岳山頂(ガスガス)
北横岳山頂(ガスガス)


【2日目】 下地図の緑コース

■ 双子池ヒュッテ ---> 天狗の路地 ---> 大岳分岐 ---> 北横岳山頂(北峰) ---> 北横岳山頂(南峰) ---> 亀甲池 ---> 将軍平分岐 ---> 蓼科山荘(お昼) ---> 蓼科山山頂 ---> 蓼科山登山口


【2日目】

昨日の激しい雨は嘘のような清々しい朝。でも5℃前後と寒い。

4時半ぐらいに明るくなり目が覚め、そのままいつものようにコーヒーを淹れて湖畔へ

朝日に照らされて赤くなった雲を眺めながらコーヒーをすする。これがテント泊の醍醐味ですね。

初日に蓼科山へは悪天候のため登る事が出来なかったので、将軍平分岐で体力的に余裕があれば蓼科山へGOと計画。実際地図でコースタイムを計算すると、

 

げっげっげっ・・・なんと9:10もあります。これは今まで山登りしてる中で一番長いコース。

まあ、無理はしないで楽しんで行きましょう~ (とは行かない今回の山行(^_^;)

 

朝のんびりしていたら出発が8時近くになってしまいました。

双子池ヒュッテの皆様にご挨拶をして、天狗の路地→大岳→北横岳ルートのアドバイスを親切にも頂きいざ出発(7:50)。まずは苔の生い茂る森を楽しく進んでいくと、今度は打って変わって大きな岩塊がゴロゴロ転がっている所を行かなければならないのですが、意外とこれが楽しい。岩場を次から次へとぴょんぴょんと跳ねて渡り、時にはよじ登る岩場もあり。今回このような岩場は初めてなのでとても面白かったです。また昔はソールが柔らかい安いトレッキング靴を履いていましたが、今回はソールの少し硬い「モンベル アルパインクルーザー2000」でグリップも効いてすごく安心して歩く事ができました。

 

途中で下ってくる1人の青年と遭遇!

今回初めて山中で出会った事もあって少しおしゃべり。最初の一声は、

「いや~雨の北八ヶ岳最高すっね(^^♪」

お互いこれからどのようなルートで行くのか確認し合ってお互い怪我しないようにとここで別れる事に。その時、彼の片方のアイゼンがないのに気づいて、もし自分が登り途中発見したら登山口の女ノ神茶屋に預けておくよと約束して再度分かれる事に。でも残念ながら北横岳間でアイゼンは見つからず、その前のルートで無くしたようですね。

 

そして約2時間で北横岳山頂到着・・・・そして南峰も到着・・・・

両方とも視界ゼロ、風ビュービュ~ 取り急ぎ写真だけ撮って下る事に。

亀甲池の下りの道には、結構な雪が残っていました。

不安であればアイゼン履いても良いですが、とりあえず注意しながらゆっくりと降りて行きました。途中膝まで踏みぬきしたり、ツルツルの氷の上でを歩いたりとかなり慎重になりました。特に転ぶことなく亀甲池に到着。この亀甲池に到着する距離300m程の山道は本当に苔で覆われた森が神秘的で良かったです。

さあ~て、将軍平に着きました。

たぶんここまで3時間半ぐらいかな??確かこの時時計は11時20分。

まだ体力的は大丈夫かな(^^♪ 蓼科山行っちゃいましょう

 

登り始めていきなり岩がゴロゴロとした急登・・・

嫌な予感。この蓼科山は、円錐形の美しい山容から「諏訪富士」と呼ばれる山。

まあ地図見て分かっていましたが山頂まで永遠に急登。これにはさすがに堪えました。

寒いと言う事もあってあまり喉も乾かず水分補給せず、またあまり行動食も取ってなかったので体力的にバテバテ(T_T) でもなんとか最初の休憩地点「蓼科山荘」に到着(12:30頃)。

まず温かい山菜そばを食べて30分ほどゆっくりする事に。もうさすがにこの時間(13:00頃)には人はいませんでした。さあ、山頂に向かうぞ~と以外に近いと思ったら、げげげっ、山頂までのコースタイム40分・・・下山タイムヤバいな、ピッチを速めよう更に続く急登を頑張って登って山頂に到着。残念がらガスガス&風で展望なし。山頂で中高年のおばさま達の写真を撮ってすぐさま下山。ここで先ほど急に温かい物を入れた事で何となく体が拒否反応・・・

山頂から下山開始して森林に入った付近のところで、以前尾瀬で同じような境遇でかなり疲労困憊していた時に経験した手足の痺れが発生。しばらくすれば治るだろう恐る恐る降りていたところ、その手足の痺れがひどくなり、しまいには手足の硬直・・・

 

その場で動けなくなりました・・・携帯もポケットから取り出せないほど硬直

いやいや、こんな恐ろし事は初体験です。これで意識が朦朧としてあっさりと死んでしまうのかと焦りより意外と落ち着いた状況でした。頂上からこちらに降りてくる人はいないのでさあこれからどうしようか??明日は親友M君とその子供たちと美ヶ原トレッキングがあるから絶対に下山したいなと以外に冷静。この時点でPM2:00。

地図でコースタイムを見るとまだ2時間ぐらいあるな(*_*;

 

ここで話はそれて、山でこんな症状が起きた人がいるのかネットで検索してみたら意外とありました。考えられる病名として、過換気症候群、一過性脳虚血発作、低カルシウム血症、高山病、脱水症状、熱中症など深刻な病気ばっかり。たぶん自分は持病持ちなので低カルシウム血症と思われますが、来月大学病院に検査に行く予定なので先生に相談してみようと思います。おんぼろ体はこれだから困りますね~(^_^;)

 

そして話は戻って、さあどうやって下山しようか5分ほど考えてると、あれ?硬直した手足が動かせるように。そして痺れも軽くなっているぞ。今がチャンス~~と言わんばかりに2倍のスピードで下山。そして2時間かかるところ1時間ほどで登山口の到着。3時ちょっと過ぎ。休憩も含めて約7時間。正直疲れましたが、次に繋がる山行が出来た事に反省しつつこの失敗を糧にして懲りずに山やっていこうと思います。今度は独りではなく、誰かと一緒に行きたいですね。誰か平日一緒に行きませんか?

 

教訓:今後、欲張り登山は禁止!自分の力量にあった計画を立てる事

 

そして明日(6/14土)は美ヶ原のトレッキング

楽しみですね~!(^^)!