こんな感じで豆が色づいていきます

山ばかりで焙煎本当に大丈夫?と思われているかもしれないので、たまには焙煎のお話。


焙煎するにあたり、豆の性質(産地や色や大きさなど)、気温、湿度、風など毎回確認しながら焙煎しなければなりません。産地によって豆の大きさ、水分量がそれぞれ違うのでその豆に合った火力や排気が本当に大切になってくるんです。もちろん、開店当時はそれが分かっていても焙煎に失敗したりしましたが、やはり焙煎の数をこなすと、何か見えてくるものがあります。これが職人としての感覚なのかもしれません(^_^;) 


では簡単に焙煎について、グラフを作ってみたのでこれで説明します。横軸に時間、縦軸に温度をとった「焙煎温度分布と豆の色の変化」のグラフです。


まず豆を焙煎機に投入すると、最初の豆の温度が低い(室温程度)ので一旦温度が下がります。あるところまで下がると今度は温度が上昇していきます。まず初めの作業はいかに豆に含まれている水分をうまく抜いていくかが問題となります。出来上がりまでに約15~20%近く水分が抜けていきます(焙煎度によって水分の抜ける量が違います)。このプロセスがうまくいかないと豆の芯に水分が残り出来栄えはイイ感じに見えても飲んでみると嫌なエグみや酸っぱさが残ってしまいます。密かに結構重要ポイントになります。


一旦水分が抜けるので豆は収縮して小さくなりますが、その後は豆の繊維が膨らんでぷっくりとした豆になっていきます。ここまでに火力や排気をきちっと調整しながら焙煎していきます。最後は色や香りを確認しながら目的の焙煎度になったら釜に上げて冷却し焙煎完了です。簡単な説明ですが、こうやっていろいろ考えながら焙煎して、美味しい豆を皆様にお届けしていますのでご安心ください!(^^)!


という事で、皆様からのご注文お待ちしておりますm(__)m

只今、「コスタリカ サンルイスハニー」が新発売中です


自家焙煎珈琲 月と六ペンス


コメント: 2 (ディスカッションは終了しました。)
  • #1

    とぼおじさん (土曜日, 14 11月 2015 08:51)

    奥が深いですね~
    職人技で焙煎していただいた美味しいコーヒーをいつも楽しませていただいてます。
    ツキロクさんの珈琲はもうすっかり生活の一部になりました。
    これからも楽しみにしております。

  • #2

    つきろくこーひー (土曜日, 14 11月 2015 22:32)

    >とぼおじさん
    こちらこそ、いつもたくさんのご注文頂き、また励みになるお言葉を頂きまして本当にありがとうございますm(__)m

    コーヒーの美味しさが、昨日よりも今日、今日よりも明日となるよう日々邁進していきますのでこれからもどうぞよろしくお願い致します。また今後は面白いイベントなども企画していきたいですね(^^♪