■ 庚申山~御岳山 【栃木県】
■ 日程:6/3(金)
■ メンバー:ソロ
■ 天候:快晴
■ 利用交通機関:車
■ 駐車場:銀山平P(かじか荘のちょっと先/無料)
■ 撮影機器:Nikon D90/iPhone5
【ルートMAP】
【標高MAP】
総走行距離(沿面距離): 17.6km
総走行時間:9:02
【コース状況】
・お山巡りコース(上級者向け)復活しました。*去年まで道崩壊のため現在通行禁止でした
・庚申山荘~庚申山までにも多少の鎖場や梯子があるので十分注意してください
今日は、絶滅危惧種に指定されている「コウシンソウ」が庚申山で咲き始めたという情報をGETしましたので、早速見に&青空コーヒーを飲みに行ってきました(^^♪ 名前の通り、ここ庚申山で発見されたのでこの名前がついています。いろいろネットで咲いている場所を調べてみましたが、詳細情報はあまり載っていなく、分かっているのは登山道から見えるところには咲いていないとの事・・・
果たして、コウシンソウは見つける事が出来るのでしょうか?
スタートは、国民宿舎かじか荘を越えた先の駐車場。
ちょっと寝坊して6時過ぎに駐車場に着きましたが、すでに6台ほど停まっていました。たぶんこの方たちはコウシンソウというより、皇海山へのクラシックルートを歩いている方もいるのではないかと思います。このルートは途中に鎖場や梯子などかなり危険なコースという事なので、高所恐怖症の私は絶対に行くことが出来ないルート・・・
では出発です(^^)/
駐車場から一の鳥居まで落石にビクビクしながら長い林道を歩きますが、新緑の緑がとても綺麗で落石忘れて楽しめます。しかし帰りは疲れているのでとても辛く長い林道に変わりますが・・・
途中、「天狗の投石」と呼ばる石が積み重なった場所があるのですが、ほんと不思議な光景です。何が起きたらこんな綺麗に石が積み重なるのだろうか?やっぱり天狗の仕業なのか?(^^;)
赤い鳥居をくぐったら、いよいよ本格的な登りが始まります。
この時期は、新緑の森と沢の水の流れがほんと気持ち良いです。また途中にはいろいろと見所もあるので楽しく歩けます(^^♪ 秋の庚申山もかなり好きですが、初夏もなかなか魅力ですね

やっと、最初の休憩場所、庚申山荘に到着です。雲ひとつない青空~~
ここは登山口にあった「かじか荘」が管理している無人の山荘で、休憩はもちろん泊まることもできます。利用する方は、かじか荘で受付&支払いできます。また近くではクリンソウも咲いておりました。
ここから庚申山までは、ちょっとした梯子や鎖場や足場が悪い所があるので要注意です。
高所が苦手なので、残念ながらこの程度の梯子や鎖場でも足がすくんでしまいます(^^;) 憧れの劔岳なんかは到底無理そうですね・・・ それでも恐る恐る頑張って行くと、お山巡りコースとの分岐点へ。
そのまま山頂に向かう予定でしたが、せっかくなので朝一ちょっとだけコウシンソウみたいですよね(^^)/ ちょっとだけお山巡りコースへ寄り道して、コウシンソウを探してみることに!
・・・・・・
・・・・
・・・
あれ、あれ
しばらく進んでも、コウシンソウらしき花が見当たりません。
コウシンコザクラはたくさん咲いているのですが・・・時間だけが過ぎていきます。
ここはひとまず探すのを諦めて、山頂に行って誰かに尋ねてみるしかなさそうです(-_-)
ちょっと、しょんぼりしながら山頂に向かっていたその時です。
登山道から少し離れた岩陰に人がいるではないでしょうか。これはもしかしたら待ちに待っていたコウシンソウ??
恐る恐る近づいて、その方に声をかけてみました。
「もしかしたら、コウシンソウ咲いているのですか?」
「咲いていますよ(^^♪」
「やったー\(^o^)/」
思っていた以上にコウシンソウは小さく、かなり近寄らないとそれとはわかりません。
なので実際咲いていても、あれ~?どこに咲いているの?と遠くからでは見つけにくいかもしれません。この方に「良くここがわかりましたね?」と尋ねられたので、わずかに人影が見えたもので、もしかしたらと(^^♪
この方はおそらく登山目的ではなく、花の大きさや茎の長さなど綿密に測定して記録していたので大学や研究機関でコウシンソウを研究している方ではないかと思います。少しお話しさせて頂き、やはり去年より咲くのは早く、また全体的に去年より茎の長さなど花は小さいようです。
<この場所について>
分岐点から山頂へ向かう途中、右側に大きな岩壁があり、うっすらと踏み跡があるので注意して歩いていればたぶんわかると思います。その先の岩壁にコウシンソウが咲いております。
さあ、早速コウシンソウ写真タイム!
よ~く見るととても不思議な花ですね。事前予習で食中植物だというので、どこで虫を食べるのかなと思ったら、葉に虫が捕食されていました(^^;) まさにハイブリッド植物。今の時代にマッチしていますね。
これで念願のコウシンソウを見れたので、ゆっくり山頂コーヒー楽しみですね。
分岐点から山頂はすぐそこ、庚申山山頂到着です!でもここは展望がないので、その先の皇海山がドカンと見渡せる展望スポットへ。ここでコーヒーでも良かったのですが、なんだか先を見るとシャクナゲが咲いてそうな感じ。ではちょっと先まで行ってみましょうか(^^)/
やはりシャクナゲがだいぶ咲いており、またシロヤシオも咲いており、またまた楽しめます。
更に進むと、「御岳山」。あまり進んでも帰りが辛くなるので、途中で引き返して、風抜ける展望のとても良い静かなコルでランチタイム(^^♪
ちょっと風が冷たかったので、雲一つない青空の下でのホットコーヒーはほんと美味しかったです!
<<本日のランチ>>
・玄米たまごそぼろ弁当
・揚茄子の味噌汁
・筑波山ブレンド
・羊羹
ただぼんやりと遠くの景色を眺めながらコーヒーを飲むこの静かな時間がたまりません
30分ほどゆっくりして下山開始。
帰りは、お山巡りコースでヒヤヒヤしながらコウシンソウを探すことに。
お山巡りコースの途中でお会いしたご夫婦にコウシンソウの事を聞いてみたら、どこに咲いているのか全く分からなかったとの事。今日はコウシンソウを楽しみにしてきたのに残念だと言っていたので、先ほど咲いていた場所を教えました。
お山巡りコースの岩壁を慎重に観察すると、ありました、小さなコウシンソウ(^^♪
登山道を歩いているだけではほんと小さいので見つけるのは難しいと思います。かなり岩壁に近づいて楽しんでください。
お山巡りコースは、梯子や鎖場があって楽しめます。でも上級者向けのようですので、もし自信がない方はやめておいた方がいいかもしれません。途中風化した大きな岩があり、まるでゴリラ?
お山巡りの梯子や鎖場で精神的に疲れたので、庚申山荘によってコーヒータイム(^^♪
甘い栗羊羹とコーヒーがもう合います。この羊羹1個で100kcalと高カロリーなので行動食にはぴったり。お勧めです!
という事で、本日も怪我もなく楽しい山を歩くことができました。ありがとうございました。
まだまだコウシンソウ楽しめると思いますので、どうぞ庚申山へ足を運んでみてください。帰りは登山口にあるかじか荘の足尾温泉が待っています。アルカリ湯でお肌つるつるですよ(^^)/
もうひとつ、最後に眼鏡の落とし物についてです。
お山巡りコースで、まだ新しそうなドが入ったメガネを拾いました。このまま置いていっては踏まれて壊れたり、傷などつきそうだったので拾ってかじか荘に届けました。もし心当たりのある方は、かじか荘までお問合せください。
今日の青空コーヒーで飲んだコーヒーは「筑波山ブレンド」です。お勧めですよ!
皆様からのご注文お待ちしております。