■ 田代山~帝釈山のはずが、猿倉登山口~水引集落 【福島県】
■ 日程:6/22(木)
■ 天候:曇り時々晴れ
■ 利用交通機関:車
■ 駐車場:猿倉登山口
■ 撮影機器:Nikon D90
【ルートMAP】
【標高MAP】
総走行距離(沿面距離): 10.6km
総走行時間:1:43
【コース状況】
・登山口駐車場まで舗装されていない砂利道なので、注意して走行ください。
・下の集落までドコモ電波は繋がりません(ソフトバンクは繋がるようです)
山登りを始めて5年、登山口まで行って登らないで帰ってきたのは初めてかもしれません・・・
しかも長年温めてきた山だったので、正直ショックな気持ちです( ;∀;)
まあ、これもいい教訓、いい思い出として次につなげられたらいいな~と前向きに行こうと思います。でも今回のこの運命は、登山口に着く前から始まっていたように感じます。
皆様に田代山上の広大な湿原に咲く花と展望をお届け出来ないのが残念ですが、登山口までの情報など今後の山行に役立てれば幸いです。ではご報告致します。
茨城からこの田代山に行くには、猿倉登山口へのアクセスが一番いいです。
なので、グーグルMAPで検索すると、下記のルートが一番最短!
いろいろ登山口までの情報をネットで調べていたつもりだったのですが、栃木県側からは通行止めで行けない事、気づかなかったです・・・
登山口まであと10kmちょっとだったのですが( ;∀;)
さあ、どうしようかといろいろ考えた結果、会津方面(北側)からはいるしかなさそうです。
今日はたっぷり楽しもうと朝3時に出発したので、まだ時間はあります。
ナビでルートを確認すると・・・( ;∀;)
おぉぉ~~なんて事でしょうか!!
登山口まで、93.7km・・・
まあ、最悪、田代山だけ楽しめばいいかと不安残る心を押し切って、出発!
やっとの事で登山口に向かう林道へ
なんと登山口まで、舗装されていない砂利道を10kmほど走ります。
これまでこのような長い悪路を走るのは初めてかもしれません。
そして今乗っている車は、4輪駆動ではなく、小型車おんぼろヴィッツ。
スペアタイヤもないので、パンクしないようゆっくり走っていっていき、無事登山口の駐車場に到着。トランクから登山靴を取り出し、準備運動をして出発準備。
たぶんこの時点では車傾いていなかったのでパンクはしていなかった?と思うのですが、登山口にルート案内板があるのでそれを見に行って車に戻る際に、車に何か違和感・・・
なんだか傾いているような感じがしましたが、気のせいではなく、あらま、リアタイやがしょんぼりしておりました、そうパンクです(-_-;) 去年履き替えたばかりなので古くはないのですが、良く見ると脇に亀裂が入ってました。どこかで注意してつもりが、ちょっと大きな石に脇をやられたようです。脇が甘かったです。
これでは、もう登山どころではありませんね。
さあ、これからどうこのピンチを切り抜けるか考えなくてはなりません。
スペアタイヤがあれば、交換してピンチを切る抜けられるのですが、あらら、スペアタイヤがありません。準備不足が悪いんです。
まずは車の保険でロードサービスがあるので、それに電話してレッカーを頼もうと思ったら、これまた不運にも携帯の電波が圏外・・・
それで、考えたのが麓に戻るよりも、ちょっと高い所まで行って電波が入るかどうか?とりあえず、登山口から田代山に向かって30分ほど登って高度を上げたのですが、さすがに山奥、全く電波が入りません。これ以上登っても電波が入らないと思うので、ここで諦めて麓に向かう事にしました。
登山口の駐車場へ戻ると、同じ茨城土浦方面から来た方がいました。こんな状況になっていることを話しましたが、さすがにこれから楽しみに登る方に麓まで連れて乗せて行ってくれませんか?など申し訳なくて切り出せませんでした。その方も楽しみにこんな山奥に来ているので、もし親切に言って来ても断るつもりでいましたが・・・邪魔してはダメです!
このピンチをまだ朝も早いのでなんとか独りで切る抜けるしかありません。
それには、電波が繋がる麓まで歩くしかありません。
距離にして、10km以上・・・( ;∀;)
電波の繋がる麓までは、約14kmほどありますが、GPSの計測値は10km。
このからくりには、なんと人の温かさがありました♡
ちょうど運よく林野庁の車に遭遇。職員の方が山で仕事終えて、麓方面に戻るような気配。ダメもとでその方に事情を話したところ、麓まで乗せていってあげますよ。と事でお言葉に甘えて電波の繋がる麓まで乗せてもらった次第なんです。丁寧にお礼を言ってお別れを。改めて林野庁の方、ありがとうございました。
やっと電波が繋がったので、保険会社のロードサービスに電話してレッカー手配。那須塩原からくるので1時間ほどかかるとの事。道路脇の木陰でのんびりレッカー待ち。なんだか落ち着かなかったです。
やっとレッカーが来て、あの悪路を4tトラックで再び登山口へ。
今回保険会社を通してお世話になったのが、「株式会社 MKグラデーション」という自動車会社。那須塩原にある会社で、24時間レッカーや修理もやっているとの事。今回はパンクなので、ここで修理してもらえるよう手配してもらい、ちょうどいいサイズの新品タイヤがなかったので、まだ十分溝のあるほぼ新品状態(メーカーは海外製)を¥3000円/本で交換出来ちゃいました。
やっぱり保険は大切ですね。今使用している保険会社は、日本興亜で下記のロードサービスがついています。レッカーけん引はなんと15万円分、およそ距離にして100kmほどの距離が無料なので凄くお得です。調べてみて頂くとわかるのですが、通常距離にして30knとか短い距離まで無料で、それを超えると自腹が多いのですが、日本興亜は圧倒的に長い距離無料です。もちろんその分保険料金が高いのかもしれませんが、今回は山奥なので距離にして100km近く走っているので、もし料金が発生していたなら、かなりの金額になっていたので、ほんと助かりました。改めて保険はほんと大切ですね~
という事で、ここで自分の自動車保険をもう一度見直して、また自分の保険にはどんなサービスがついているのか今一度確認してみるのも良いと思います。
無事にタイヤ交換も終わり、お世話になったお礼にお茶を買って置いてきました(^^)/ この時点で午後2時過ぎ・・・
なんだかぐったり疲れたので、ちょうど近くにあった那須塩原温泉「華の湯」で癒しの温泉タイム。お肌つるつる温泉いいですね~
また朝から何も食べず、珈琲も飲んでいないので、途中気持ちの良さそうな場所に車止めて、遅めのランチ&珈琲タイムをして本日の山行?終了です。
今回残念ながらてっぺん珈琲は出来ませんでしたが、また次の山の楽しみにとっておこうと思います。皆様も山のアクシデントには漫然の備えをして山を楽しんでください。暑くなってきましたが、皆様からの珈琲のご注文お待ちしております(^^)/
自家焙煎珈琲 月と六ペンス