現在、茨城県庁(環境政策課)とその県から認定されたボランティアメンバーと共に筑波山の様々な課題に対して活動をしており、今回筑波山の生態系を崩している「外来植物除去」作業に行ってきましたのでご報告致します。
まず初めに、この筑波山のボランティアメンバー(筑波サポーター)になるためには、県の講習(合計6回/2年)をすべて受講し、初めて県から筑波山サポーターと認定されます。このサポーターになるメリットとして、通常なら携わりにくい業務へ数多く参加することが出来る事です。また何といっても皆さん筑波山を愛しているエキスパートの方たちばかりなので、ほんといろいろ勉強になります。先日も「これはなんですか?」と尋ねると、その名前だけではなく、由来やそれ以上の事を教えてくれます。みんな山好きないい方たちばかりです。実際筑波山には何度も登っていますが、筑波山の自然の事は実は知らない事ばかり。あと2回の講習でサポーターに認定されますので、張りきって頑張りたいと思います(^^)/
さて今回実施した外来植物除去した3種の外来植物は以下になります。また除去する場所は、御幸ヶ原のブナ林の中です。
この夏の時期に除去する意味として、春はカタクリの花が咲くので踏み荒らしてしまうので、また秋では結実した種子が地面にこぼれて、それを回収するのは不可能なので、夏に成長した株を根ごと引き抜き処分するのが一番の理由('◇')ゞ
まず今回初めてこの外来種除去作業に参加したのですが、資料を渡されても見分けがなかなか難しかったです。なのでエキスパートの方についていき、確認しながら除去していきました。でも慣れると意外と簡単(^^)/ でもエキスパートの方たちは、簡単にもそれを選別し抜いていきます。コツを聞いてみると、キノコ目、山菜目とかがあるように、そればかり見ていると自然と見分ける目になるという事。焙煎と同じように経験が必要なんですね(^^;)
このような外来植物が居なくなることで、ブナの実が地面に落ちて、それが育つ環境が生まれてくることに期待したいです。森のためにこのような活動が出来る事はほんと楽しいし、嬉しくなりますね。去年移植したブナも元気に育っているようで大きくなることを期待したいと思います。
■ 歩った距離:ユースホステル跡駐車場~山頂(往復:3km)