まだまだ楽しさいっぱいの筑波山


■ 筑波山 【茨城県】

■ 日程:2/3(日) 

■ 天候:晴れ

■ 利用交通機関:車(六所駐車場/10台前後/無料)

■ 撮影機器:Oplympus OM-D E-M1 Mark II


【ルートMAP】

 

【標高MAP】

総走行距離(沿面距離): 20.9km

総走行時間:7:25

 

【コース状況】

・標高600m以上になると先日の残雪があり、滑りやすいところあります。

 上りは気をつければ大丈夫ですが、下りは軽アイゼン必須です(2/3時点)


意外とまだまだ知らない筑波山!

 

きっかけは、この本です!

 

初版は1992年と古い本で、ちょっと昔の筑波山の様子(写真)や筑波山について興味深い事がたくさん書いてあります。最初は図書館で見つけて借りてきた本ですが、これは手元に欲しい本だったのでつくばまで行って買ってきました。

 

これほんとお勧めですので、是非手に取って読んでみてください。

でも筑波山好きでない方には、あまり面白くないかもしれませんが・・・(^^;)

ということで、今日はこの本を読んで興味が湧いたところをぐるりと筑波山を歩いてきました。

あまり本の内容詳しく書いてしまうと、これから読む方に申し訳ないのでさらりといきます(^^)/

 

出発は、六所神社。

筑波山の歴史書を読んでいると必ず出てくるところです。

筑波山をバックに六所大仏様が微笑んでいるようにも見えます~♬

 

今日の山歩きには、3つのポイントがあります。

上図のルートMAPにも記載しておりますが、個人的にはかなり興味深い内容になります。

 

ポイント①:なぜここに大きな石が? 夫女ヶ石

ポイント②:大量のアカマツが枯れています、温暖化の影響?

ポイント③:もしかしたら、宿の名残がある?〇宿地区

 

山登りは、登るだけでなく、このような楽しみがあるからやめられません(^^;)

まずは目指すは、夫女ヶ石!

 

その途中に、六所皇大神宮(ろくしょこうたいじんぐう)があります。

残念ながら、明治時代に神社統廃合で六所皇太神宮は廃社となってしまい、六所皇大神宮は御社殿がないので、訪れる人はかなりすくないようです。でも知る人は知っている「六所皇大神宮・霊跡地」として神様が宿れている聖域なんです✨

 

この先には御社殿などありませんが、昔ここに神社があった名残は感じられます。

少し登ると、大きな奇石があり、たぶんこれが信仰の対象になった石ではないかということはすぐ想像がつきます。

 

早速、その奇石に近づいてみると、おっ、キテマス、キテマス、神のパワーが!

 

最初の目的地、夫女ヶ石(ぶじょがいし)に到着です。

なんと大昔には、この石の周りで嬥歌(かがい)とよばれる男女が集って歌を掛け合う宴が行われたようです~♬

そんな昔の様子を想像して思い浮かべて眺めるのもほんと楽しいですよね。

 

この夫女ヶ石は斑レイ岩です。

先ほど紹介した本には、筑波山の地質や成り立ちが詳しく書いてあり、成り立ち上、山頂付近には斑レイ岩(たくさんの奇石)があり、例えばご存知の弁慶七戻の石がそうです。

 

そこで疑問に思うのが、この夫女ヶ石も斑レイ岩ですが、なんで山頂からすっと離れた麓にそれがあるの?

筑波山は火山だから、そこから飛んできたんじゃないの?と思う方もいると思いますが、残念ながら筑波山は火山帯ではなく、地質からも分かるようにじわじわ隆起して出来た山なんです。

 

じゃあ、どうやってここまで?? 

 

この本に仮説が書いてありますのでご興味のある方は読んでみてください。

決して、この出版社の回し者ではありませんのであしからず(^^;)

 

この夫女ヶ石があるところは、「ふれあいの里」という筑波山の自然を満喫できる施設があります。

なんと嬉しい事に来月3月には、山好きな方達とここで自然を楽しむ計画があります。既にコテージも予約済。

 

筑波山をバックにコテージやキャンプ場、バーべキューやその他いろいろ遊べます。何と言ってもロング滑り台✨

なんと地味な又次沢渓谷もあります!

 

今から3月が楽しみです٩( ''ω'' )و

 

じみ~な又次沢渓谷を進むと、ここには六所神社同様にパワー感じる神社があります。

それは「白瀧神社」

 

この雰囲気、ある意味、ヤバくないですか

 

たっぷりパワー頂いたので、つつじケ丘まで頑張ってのぼりましょう。

 

雲ひとつない青空のつつじケ丘です。

ラ・ラ・ランドではなく、ガマランドも賑わっております??

 

屋根の上に大きなガマガエルの置物があるのですが、なぜかその中にはキリンさん。

ガマランドの謎は深まるばかり(^^;)

 

ガマランドでたっぷり休憩してガマパワーもゲットしたので出発です。

 

つつじケ丘は昔は草原のようになっていて、カタクリもたくさん咲いていたようです。

たぶん、ここでしょうか?

 

ほんと青空気持ちいいです

 

標高600mを越えたころから、日陰には残雪がありました。

まだ残雪あると思いますので、軽アイゼン持っていってください。下りは必須です(2/3時点)

 

なんとか上りはアイゼン使わず、無事山頂到着です。

いつものアングルでパシャリ📷

 

またまたいつもの場所で珈琲タイムです。

 

<本日のてっぺんランチ>

・2/3なので恵方巻(買ったばかりの時計で方位もヨシ)

・カレーメシ

・スマトラマンデリン

 

1時間ほど休憩していざ出発。

自然研究路はこのように積もっていますので、アイゼン必須でした。

年に1回ぐらいは筑波山に雪もありですね!(^^)!

 

そして2番目の目的地です・・・

 

筑波山の北西側の斜面にアカマツの枯れ木がたくさんありますが、皆さん、知っていたでしょうか?

温暖化につれて筑波山の植生も変わってきているようです。ここまで枯れるとすぐには再生も難しいのでは・・・

 

また筑波山には貴重なブナ林があるのですが、そのブナ林も毎年温暖化につれてヤバくなりそうです。

最近は時間が合わず筑波山のボランティアに参加出来ていないのですが、毎年ブナの実を採取して発芽させてまた戻そうという試みをしているのですが、こちらも困難な状況が続いております。今できる事をしていきたいですね。

 

そして麓に降りてきて、3番目の目的地。〇宿に宿の名残は残っているのか?

たまたま地図を見ていたら、上宿、下宿、裏宿などの地区の名前があり、おそらく昔は宿場街として栄えた場所ではないかと、勝手に思い込んで、ではちょっとその辺をぶらついてみようと思ったのが始まり。

 

その結果、たぶん昔は歴史ある筑波山なので宿場街として栄えていたと思いたいですが、全くそのような雰囲気はありませんでした。

さすがに近代化が進み、新しい家ばかりでした(^^;) 住宅街をカメラで撮っていると怪しまれそうだったので写真はなしですが、そこからの筑波山の写真はこちらです。

 

途中で酒蔵「稲葉酒造」さんへ寄って、美味しそうなお酒をゲット!

その後、最後のパワースポット「燧ヶ池」でまったり珈琲しようかと企んでおりましたが、なんと先ほど買ったお酒は、冷酒(^^;)

温まってしまうとまずいので、保冷材は入れてもらいましたが、珈琲タイムせず帰宅となりました。

 

という事でだいぶ長々となってしまいましたが、本日も楽しく、雪で滑って怪我する事もなく無事下山です。

今日は3つものパワースポットを訪れた事で、かなりパワーを充電できました。

 

このコースちょっと距離はありますが、かなり筑波山を満喫できるコースとなっておりますのでお試しください。

また山で珈琲もたくさん楽しんでください(^^)/☕

 

ツキロク珈琲