はじめてのひとり北アルプスゆるふわテント泊(2日目)

 

【2日目】白馬大池→小蓮華岳→白馬岳→白馬頂上宿舎

総走行距離(沿面距離):6.6km

総時間:5:17

 

【コース状況】

・危険個所はありません。気持ち良い稜線です

・途中雷鳥が突然現れますw

・言い忘れましたが、テント場はコロナの影響もあってすべて予約制です(¥1,300円)


予定通り、朝4時に起床。

テントから出て空を眺めると、物凄い数の星が散りばめられていました

しかも流れ星が次から次へと流れるではないですか(;゚Д゚)

早起きは三文の徳✨

 

まずは目覚めの珈琲タイム

お湯を沸かします。星を眺めながらの珈琲タイムは格別です

 

朝ごはんを食べていると、徐々に東の空が明るくなってきました

今日も天気良さそうな予感。しかも暑くなりそうなので熱中症、シャリバテないように無理やり胃に流し込みました。

朝はご飯より汁物がいいです

 

<2日目の朝ごはん>

・棒ラーメン

・カロリーメイト

・ツキロク珈琲

 

みんな早起きですね

半分くらいの方が既に準備始めていました

日が出てくるとワクワクしますよね(^_-)-☆

 

白馬大池もいい感じで靄っています♬

 

ちょっとガスってきましたが、みなさん早くも続々と出発していきます。

 

モルゲンロート

美しいです

 

撤収に時間がかかってこんなに明るくなってしまいました

トイレも済ませ、ぴったり6時に出発です(^^)/

 

改めて、白馬大池のテント場は快適で居心地よかったです

スタッフの方もみな笑顔親切でまた来たくなる小屋でした。

みなさん、ここ本当にお勧めですよ、特に私のようなテン泊初心者には格別です

 

この朝日を浴びるチングルマもほんと美しく見とれちゃいました

 

いかにも楽しそうに踊っているような姿のチングルマ

好感度高いですよね

 

横からもカッコイイです

 

歩くとすぐこんな素敵な風景に会えます

これはなかなか進みませんよ(^^;)

 

ここは雷鳥坂と呼ばれていますが、さて雷鳥さんと会えるでしょうか・・・

挙動不審者のようにキョロキョロ雷鳥をさがして歩きましたが、全く動く気配なし(´;ω;`)ウッ…

今日は雷鳥さんに会えないのだろうか

 

東側は雲海半端ないです

 

ふり返れば大池がいるw

「振り返れば奴がいる」からパクリましたが、このドラマ知っている人は同世代(^^;)

 

説明すると、1993年1月13日から3月24日まで毎週水曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「水曜劇場」枠で放送された日本のテレビドラマ。主演は織田裕二と石黒賢。チャゲアスの有名な歌が~♬ 久しぶりに見たくなりました。このドラマもお勧めです

 

ニヤニヤが止まらない怪しいおじさんになっております

最高の稜線です。

 

そんな時にふっとガスが沸いてきました。そしてそこには・・・

 

初体験③:ブロッケン現象

ブロッケンJr.ではないですよw

うわさでは聞いていましたが、突然現れたブロッケン現象に絶叫そして感動涙

 

ウィキペデアから抜粋・・・ブロッケン現象とは、太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象。

 

ちょっとガスっていた方が、山容シブいです

 

まだ2度目の北アルプスなので見るものすべて新鮮で感動ばかりです

 

山も迫力ありますが、雲もダイナミックで力強さがあります

 

山頂に人がいますね

2日目の今日はほぼテントザック背負ってひたすら登りなので、キツイですが、早出して時間的に余裕があるので、気持ち的にも余裕がありいいことです。

 

美しい景色の余韻に浸っていたら、ひょっこり雷鳥さん♡

しかも1mと至近距離。

驚かせないように、歩くのはやめて静かに。

雷鳥さんも安全と分かったようでたくさん写真を撮らせてくれました

 

すいません、ここから雷鳥祭りですw

さすがオリンパスのカメラです。手振れ機構が優秀なのでこのクオリティーです。

しかもマイクロフォーサーズのレンズは小さく軽い。さらの防滴防塵。山で使うんだったら小さく軽いオリンパスお勧めです

 

背中もじっくり拝見させて頂きました

 

なんて美しいのでしょうか♡

朝日をたっぷり浴びて輝く雷鳥

 

ふり返った姿も凛々しくてカッコイイです。

 

かなり長い時間、雷鳥さんと親密な時間を過ごしてしまいました(*‘∀‘)

雷鳥さん、お忙しいところお時間ありがとうございました

 

まだまだ先は長いです。

中間地点の小蓮華岳まで来ていません

 

そんな時は登山道脇に咲いている高山植物を観察すると疲れも忘れます

 

基本的にはブナの森など緑がある森が好きですが、たまには荒涼とした山肌も新鮮さがあっていいですね

 

やっと中間地点、小蓮華岳に到着です\(^o^)/

6,7人の方が休憩を取っていました。

ここで30分ほど休憩です。

 

この剣らしきものは何??

 

あらま、なんとたくさんの人がいるにもかかわらず、人生3度目の雷鳥さんです。

えっ?先ほどお会いした雷鳥さんが一緒についてきた?? そんなばかな

寒くなると黒い夏毛が抜けて真っ白な雷鳥さんになるのですね、楽しみです♡ 

 

まだ北アルプスの知識がほぼないので、どれが何ていう山名なのかさっぱりわからないのが辛いです

さあ、最終目的地、百名山「白馬岳(しろうまだけ)」に向けてGO!

 

やっと白馬岳山頂に到着です\(^o^)/

 

無造作に投げ置かれた新山頂標識

これは誰かが担いできた?それともヘリで運んだ?

古い標識の役目がそろそろ終わりに近づいていますが、それを考えると寂しくなりますね

でもたくさんの人の山頂登頂の喜びを見てきたのでもう満足かな

 

ちょっぴりガスってきましたよ

明日はピストンで帰らなければならなく、また白馬岳に登り返すのでさくっとテント場に向かいましょう

 

白馬岳から下り始めると、すぐに白馬山荘、白馬頂上宿舎が見えます。

テント場は奥に見える白馬頂上宿舎になります

 

白馬岳と山荘

 

テント場に11過ぎに到着

まだまだ場所選び放題です。

 

この建物が肝です

なんとこれはトイレで異臭が凄いです。

なので出来れば離れた場所に張るといいです。

久しぶりに鼻がもげ落ちるかと思いました(^^;)

 

夜露で濡れたテントを無理やり出して、設営

ここは地盤が岩頃なのでペグがなかなか入らない

なんとか設営済んでお昼です

 

<2日目のお昼>

・先日秋田出張帰りに仙台SAで買った牛タンカレー

・なめこ味噌汁

 

疲れると不思議と体が珈琲を欲します。

 

でかい石がごろごろしているのでロープ固定は余裕です

 

このテント場は高山植物が豊富で散策にはもってこいです

 

いろんな花が咲いています。

名前はあまりわかりませんが(^^;)

 

テント場から小屋までぐるりと回っていかないといけないので、テント場の受付だけでそのあと行ってません。

チーズケーキや珈琲、もちろん、ビールなども置いてあります。

 

実はあまり多くお酒は飲めないので、基本350mlのビール1缶で十分。

先ほど珈琲も飲んだので、今日はビールなしで昨日の日本酒の残りと牡蠣をおつまみにのんびりタイム

 

ちびちび飲む日本酒とぷりぷりの牡蠣がぴったり👌

オリーブオイル漬けですが、体にもいいのでオイルも飲み干しました

 

初体験④:モンベル まくら

これまではダウンジャケットを持っていっていたので、それを枕代わりに使っていたのですが

寝てると結構ずれて起きちゃうんですよね。

なので今回は空気を入れて使える簡易まくらをゲット

カバーも肌触りよく、頭がずれにくいのですごく良かったです

 

ちょっとガスっていましたが、晴れ間も見えてきたのでちょいと散策です。

この白馬岳頂上宿舎から眺める白馬山荘が美しいです。奥には白馬岳も見えます

 

さあ、私のテントはどれでしょう(笑)

去年立山では同じファイントラックのテントが並んで3張。

気を利かして離れて設営すればいいものなんで近くに張るのだか不思議です。

だから誤って若いカップルが自分のテントに入り込もうとするんですよ。

 

ちなみに今回は同じテントはひとりもいませんでした。

 

テント場の位置

 

晴れたと思ったら、すぐにガスがかかります。

山の天気は変わりやすいので、ご注意ください。

 

<2日目の晩御飯>

・わかめごはん with 塩昆布

・カップヌードル 醤油味

 

初体験⑤:真夜中の奇声

明日はほぼ下りですが、多少のアップダウン、距離も10kmとちょっと長く心配なので今日よりも早めの時間5時に出発予定

なので起床は3時! ちょっと緊張しているのかあまり眠気はなく、必死に眠ろうと試みてもなかなか・・・

結局10時頃までラジオを聞きながら起きていて、やっとうとうとし始めた時です

 

突然、真夜中に奇声が(;゚Д゚)

「◎△$♪×¥●&%#?!、うげゃ~」

 

えっ、こんなテント場にも危険人物あらわる?

ほんと声が大きく誰か襲われるのではないかと、耳をダンボにして気配を感じとっていましたが何事もなく

単に寝言のようでした

 

もちろん周りのテントで寝ていた人も起きて、あんな大きな寝言聞いたのは初めてだよ。とひそひそ話しているのが聞こえました。

せっかくうとうとして眠ろうとしていたのに、あの驚くのような奇声は犯罪です。耳栓必要かも

その後も何度も奇声を発しており、結局気になって1時頃まで眠れなかったです。

 

明日はほんとうに重いザックを背負って無事に登山口にたどり着けるのでしょうか?

応援よろしくお願いいたします。